タオバオ仕入れを始める人は注意!ブランド品の偽物を輸入しない方法!

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久しぶりのブログ更新となってしまいました…
先日、
「メルカリでブランド品の偽物が売れているみたいです」
「タオバオなどから仕入れが出来るみたいなのですが売っても良いんでしょうか?」
という質問をいただきました。
これは結論からいうと、もちろんダメです。
そこで、今回は、
- 中国には、どのような商品の偽物が売られているか?
- 偽物を仕入れて販売してしまうとどうなるか?
- 中国からはどのような商品を仕入れると良いのか?
この3点について詳しく解説していきます。
中国は偽物ブランド品の宝庫
まず、中国というのは偽物(コピー商品)の宝庫です。
タオバオに限らず、アリババや天猫モールでも大量の偽物が売られています。
そして、メルカリやAmazonなど日本国内で、このような偽物商品を中国から仕入れて売っている人もいます。
しかし、メルカリやAmazonには多くの商品が出品されているため、現状はこのような偽物の取り締まりが厳しくされていません。
では、どのような偽物が売られて日本で販売されているのか?
今回は、特に多い偽物商品を3つご紹介します。
偽物1)ブランド品
偽物と聞けば真っ先に思い浮かぶのが、ルイ・ヴィトン、グッチなどのハイブランド品ですね。
タオバオでは下記のように、日本円で2000円前後でルイ・ヴィトンのバッグが売られています。

こんなに安いと偽物だと分かっていても、つい欲しくなっちゃう人も多いでしょう。
そして、このようなハイブランドは偽物でも人気があるため売れちゃいます。
例えば、このようにAmazonでは2万円ほどで売られていますが、ちゃんとレビューも付いていてランキングもそこそこ高めだったので売れているということです。

(※もちろん、このような偽物を販売することはAmazonの規約違反です)
偽物2)アニメ、キャラクターもの
次に、アニメやキャラクターものの偽物も人気です。
特に、日本のアニメやキャラクターは世界中で人気なので、このような商品の偽物は中国で大量に販売されています。
例えば、こちらはメルカリで「SOLD OUT」になっていた、アンパンマンのiPhoneケースです。

これをタオバオで検索してみると、全く同じ画像の商品が見つかりました。

このようなキャラクターは商標権があるので、このように中国で無断で作られたアンパンマンの商品を販売することは違法です。
もちろん、メルカリの規約違反にも該当します。
偽物3)Appleのロゴが入った製品
そして、Appleのロゴが入った製品もよく販売されています。
最も多いのが、このようなiPhoneケースですね。

しかも、この商品ページのブランド表記の欄には「アップル」と表記されています。
このようなロゴも商標権があるので、Apple以外はこのロゴを使用した商品を製造することは出来ません。
ということは、無断で製造された商品を仕入れて販売するのもアウトということですね。
偽物を仕入れて販売してしまうと…?
それでは、このような偽物商品を仕入れて販売していまうとどうなるのか?
正確には、バレてしまうとどうなるのか解説していきます。
税関で没収される
まず、中国から日本に商品を輸入する場合は、中国と日本のそれぞれの税関で荷物をチェックされます。
この税関で許可が下りれば、運送業者へ荷物が渡り、最終的に自分の元へ荷物が輸送されるのです。
しかし、偽物商品は「知的財産を侵害する商品」に該当します。
このような商品と認定された場合は、税関により没収され日本へ持ち込むことが出来ません。
(※没収されたら、仕入れた代金が戻ってくることもありません)
知的財産権法における罰則
そして、このような商標権を侵害した商品を意図的に販売した場合「10年以下の懲役もしくは1000万円以下の罰金かその両方」が科せられます。
刑法上での罰則
それから、もしこのような偽物商品を、本物と偽って販売してしまった場合は詐欺罪にあたり「10年以下の懲役刑」となります。
初犯であっても、執行猶予とならないケースもあり非常に重い罪です。
中国から商品を仕入れる場合はノーブランド品だけを仕入れる
それでは、もし中国から輸入する場合、どのような商品を仕入れて販売していけば良いのか?
これは「ノーブランド品」だけを仕入れるようにしましょう。
権利があるものを見極める方法
しかし、
「中国には偽物が多すぎて、間違って仕入れてしまうかも…」
という場合は、以下の点に注意するようにしましょう。
- 商品ロゴ(文字)が入っている
- 絵などがプリントされている
- 商品タイトルに「正品」と入っている(※下記の画像を参照)

それから、商標権・意匠権・特許権が申請されている物は、特許情報プラットフォームのJ-PlatPat(特許情報プラットフォーム)というサイトで検索することが出来ます。
もし偽物か不安という場合は、こちらでチェックしてみましょう。
ノーブランド品も需要はある
なかには、
「ノーブランド品なんて需要あるの?」
と思う人もいるかもしれませんが、確かにブランド品(偽物含む)に比べれば需要は落ちるかもしれません。
しかし、今は実店舗やネット上でも、無数のノーブランド品が販売されており売れています。
それに、私達の生活の中には中国製のノーブランド商品が溢れていますよね。
ということは、市場規模も大きく需要も高いということです。
ノーブランド品で売れている商品の例
では、どのようなノーブランド品が売れているのかというと、
- レディースアパレル
- メンズアパレル
- iPhoneケース
- DIY製品
- インテリア製品
など、他にも様々なカテゴリーの商品が売れています。
その中でも、私は、
- 市場規模が大きく
- 需要が高く
- いろんな販路で販売されている
という理由から、レディースアパレルのノーブランド品を仕入れて販売しています。
まとめ
中国で売られている偽物の例
- (ルイ・ヴィトンなどの)ブランド品
- アニメ、キャラクターもの
- Appleのロゴが入った製品
偽物を仕入れて販売してしまうと(バレてしまったら)…?
- 税関で没収される
- 知的財産権法における罰則
- 刑法上での罰則
中国から商品を仕入れる場合はノーブランド品だけを仕入れる
- 商品ロゴ(文字)が入っている
- 絵などがプリントされている
- 商品タイトルに「正品」と入っている
今回は「中国から間違って偽物を輸入しない方法」を解説していきました。
たしかに、ブランド品などは価値が高いため、偽物でも欲しいという人はいます。
だからといって、偽物を仕入れて販売することは違法なので、アカウントの停止になったり、最悪の場合は逮捕されてしまいます。
そのため、もし物販で稼いでいきたいのであれば、ノーブランド品のみを販売したりと、違法ではないやり方で行うようにしましょう。
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